はい。今回は、以前の12か月点検の続き。
フロントフォークのオーバーホール。
1年使ってきたフロントフォーク。
さぞOILも汚れていることでしょう。
というわけで、分解。
出てきた出てきた黒いやつ。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=578x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/i053193afb8b44cd1/version/1603956494/image.png)
まずは各部品を綺麗にしましょう。
綺麗になぅたらインナーチューブの点検。
インナーチューブはストロークする際に、ブッシングがすれて縦傷がつきます。
良く点検してあげましょう。
爪が引っかかるような傷があればアウトです。
再メッキかけるのが一番ベストですが、
中々そうもいかないので、しっかりヤスリで磨いてあげましょう。
インナーチューブは曲がりもチェック。
Vブロックにおき、ダイヤルゲージでチェックします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=554x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/i1401fbb9c5717c20/version/1603956724/image.png)
|
針を
0点に合わせ、針が動いた量が振れとなります。
※詳しくはYouTube動画で
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=567x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/i11d1a4ff5c4f90b5/version/1603956792/image.png)
|
|
そしてチェックが終わったら組付け。
ここで注意するのが、ブッシングの組み方。
ブッシングは合わせの部分があります。
この合わせの部分は、インナーチューブを傷つける原因になるので、
必ず車体横側にくるようにしましょう。
前、後ろ側は車体のピッチングにより、荷重がかかるからでです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=570x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/i0b42f7b34a0038e7/version/1603956959/image.png)
次に、OILシールを打ち込んでいきます。
このフォークシールドライバーもかなり長く使ってますねー
ストレートさんの工具なんですが、
もう15年選手です。
よくもっとるわ・・
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=588x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/i176c825e9a300efe/version/1603957046/image.png)
|
※ストレートのは見つからなかった・・
最後にOILを入れ、OILレベルを調整し完成。
OILレベル調整工具はKawasakiさんの純正工具を改造して使用しています。
※さすがに一般では売っていませんでした。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=556x10000:format=png/path/s32716f0e5b1e7dd2/image/if687e0e3d0c14698/version/1603957164/image.png)
そして、車体につけていきます。
車体にストレスなく取り付けるのがコツ。
トップブリッジもかるく緩め、差し込んでいきます。
まずはトップブリッジ、次にステム、最後にアンダーブラケットの順にしめていきます。
これで完成。
皆さんもフォークオイルが真っ黒にならないうちにメンテナンスしましょう。
真っ黒を通り越すと変なにおいがしてきます・・・